厄払、お宮参り、七五三、その他重要な祈願があるときは、拝殿に昇って参拝します。これを昇殿参拝といいます。
昇殿参拝は、社務所で何のための参拝かを申し出て、玉串料を納めて行います。小規模な神社だと神職が不在のときもあるので事前に電話等で予約した方がよいでしょう。
昇殿参拝の次第
修祓
修祓(しゅばつ)とは、神様を招く前に参列者をお祓いすることです。
祓詞
神職が祓詞(はらえことば)を奏上します。次に大麻(おおぬさ)や塩湯などでお祓いをします。参列者は礼の姿勢で受けます。
斎主一拝
神事を主宰するひとを斎主といいます。神職がつとめます。斎主が神前に進み一拝するときは参列者も合わせて一拝します。
献饌
献饌(けんせん)は神様にお供え物を供えることです。通常は事前に供えておき、神酒の蓋を取ることで献饌とします。
祝詞奏上
願いを神様に伝えるために神職が祝詞(のりと)を読みあげます。祝詞奏上の間は、参列者は礼の姿勢をとります。
玉串奉奠
神様に玉串を捧げます。
撤饌
撤饌(てっせん)はお供え物を下げることです。一般的には神酒の蓋をすることで撤饌とします。
斎主一拝
神職の一拝に合わせて一拝します。
直会
直会(なおらい)とは、神事のために慎んでいたのを解いて、通常の生活に戻るにあたって、神前に供えたお供え物を参列者がいただくことで神様のお力をいただくことです。
一般的な昇殿参拝においては、お神酒をいただくことで直会としています。
以上は一般的な昇殿参拝の進み方です。結婚式などその他の神事においても、ほぼこのように進行します。
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