定年退職は人生の大きな節目なので、これまでお世話になった方々へ感謝の気持ちを伝えるために挨拶状を出すのはとても良い機会です。必須ではありませんが、出すことでより丁寧な印象を与え、今後の人間関係を円滑にするためにも大事なことです。
特に、仕事でお世話になった取引先や関係者には、これまでの感謝と、後任者についての情報を伝える意味でも出すことをおすすめします。友人や知人に対しては、近況報告を兼ねて、より個人的な内容で送るのも良いでしょう。特にお世話になった方には一言メッセージを添えましょう。
挨拶状の文例
挨拶状は送る相手によって内容を調整することが大切です。ここでは、いくつかのパターンに合わせた文例をご紹介します。
取引先・社外の関係者向け
少しかたい表現で、これまでの感謝と後任者への引き継ぎを伝えます。
文例1
拝啓
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、私こと
このたび○月○日をもちまして、定年により株式会社○○を退職いたしました。
在職中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
つきましては、後任として○○(後任者の氏名)が担当させていただきますので、
私同様、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
住所
氏名
文例2
謹啓 陽春の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、私こと
この度、〇月〇日をもちまして、株式会社〇〇を定年退職いたしました。
顧みますと、昭和〇〇年に入社以来、〇〇年の永きにわたり、充実した日々を過ごすことができましたことを深く感謝いたしております。、偏に、皆様方のご厚情とご支援によるものと衷心より厚く御礼申し上げます。
今後は、健康に留意し有意義な人生を過ごして参りたいと考えております。
どうぞ今後とも、変わらぬご厚誼とご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます。末筆ではありますが、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、これまでのお礼と退職のご挨拶といたします。
謹白
令和〇〇年〇月
住所
氏名
親しい友人・知人向け
これからの人生を楽しむ気持ちや、変わらぬ交流を願う気持ちを込めて送ります。少しくだけた表現でも問題ありません。
文例3
お世話になった皆さまへ
拝啓
新緑の候、いかがお過ごしでしょうか。
さて、私こと、このたび○月○日をもちまして、長年勤めてまいりました株式会社○○を定年退職いたしました。
これもひとえに、皆さまからの温かいご支援とご厚情の賜物と、心より感謝申し上げます。
これからは、かねてより念願でありました〇〇(趣味ややりたいこと)に時間を費やし、
第二の人生を謳歌したいと思っております。
今後は、〇〇(住んでいる地域)でゆっくり過ごす予定です。
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。
まずは書中にてご報告かたがた、ご挨拶申し上げます。
皆さまのますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具
令和○年○月○日
住所
氏名
電話番号
e-mail
社内の人向け
部署が異なるなどの理由で退職の挨拶をする機会がなかった方々に挨拶状を送ることもあります。
文例4
皆様へ
このたび、○月○日をもちまして、株式会社○○を定年退職することになりました。
在職中は公私にわたり、皆様には大変お世話になり、心より感謝申し上げます。
温かいご指導とご支援のおかげで、無事にこの日を迎えることができました。
本当にありがとうございました。
至らぬ点も多々あったかと思いますが、皆様との出会いは、私の人生にとってかけがえのない財産です。
この会社で得た経験と学びを胸に、これからの人生も精進してまいります。
末筆ではございますが、皆様の今後のご健勝と、会社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。
令和○年○月○日
住所
氏名
挨拶状を送る際の注意点
ご自身の言葉で感謝の気持ちを伝えることが大切です。文例はあくまで例です。
退職後、概ね1ヶ月以内を目安に送りましょう。あまり遅くなると印象が薄れてしまいます。
パソコンで作成してプリントすることで問題ありません。親しい友人には手書きで一言添えると、より気持ちが伝わります。取引先などには印刷でも問題ありません。
今後も連絡を取りたい人には、連絡先(電話番号やメールアドレスなど)を添えると良いでしょう。
これらの情報を参考に、ご自身の気持ちが伝わる素敵な挨拶状を作成してくださいね。