Python入門 辞書オブジェクト

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辞書オブジェクトとは

たとえば、「apple」を指定すると「りんご」を返し、「orange」を指定すると「みかん」を返す仕組みがあれば、英語の単語カードを作ることができます。

辞書オブジェクトをつかうと、「apple」を指定すると「りんご」が返ってくる仕組みを作ることができます。

辞書オブジェクトは、あるデータに対応する関連データを登録できるPythonの仕組みです。

キーと値

上の例の「apple」のように、辞書オブジェクトを検索する時に指定するデータを、辞書の「キー」といいます。

上の例の「りんご」のように、「キー」に対応して、検索の結果となるデータを、辞書の「値」といいます。

辞書オブジェクトを作成する

辞書オブジェクトは、波かっこ { } で作成します。

次のようになります。

{キー1:値1, キー2:値2, キー3:値3}

キーと値を「キー : 値」 の形式で指定して「, 」で区切ります。

次のデータで単語帳を作ってみます。

キー (英単語)値 (日本語)
appleりんご
orangeみかん
peachもも
english_words = {"apple": "りんご", "orange": "みかん", "peach": "もも"}
print(english_words)

実行すると、{‘apple’: ‘りんご’, ‘orange’: ‘みかん’, ‘peach’: ‘もも’} が出力されます。

要素が登録されていない、空の辞書は、{ } だけで作成します。

empty_dict = {}
print(empty_dict)

実行すると、{} が出力されます。

辞書を参照する

次のコードは、辞書オブジェクトの english_word に、キーとして apple を指定して、対応する値を取り出すものです。

print(english_words["apple"])

実行すると、りんご が出力されます。


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