Python入門 リスト

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今日はPythonのリストについて学習します。GoogleColabを開きます。

リストとは

変数は、1つのデータが入ります。対して、リスト(list)は、複数のデータ(変数)を管理できるもののようです。変数が横につながった長い箱というイメージです。

リストを使うことで一度に多くの連続したデータを扱えます。リストを作って、リストの要素の追加や削除、検索やカウントなどのさまざまな操作を行う事もできます。

リストのかたち

リストは [ ](角かっこ)に入れます。角かっこ、角かっこ内の記述をあわせて、添字(そえじ)またはインデックスと言います。

次のコードは、変数を a として、リストに1~5までの値を入れたものです。

a = [1,2,3,4,5]
a

このリストを「リストa」と言うことにします。

実行すると [1, 2, 3, 4, 5] となります。

つまり、a = [1,2,3,4,5]というリストを作っておくと、a と指定するだけで[1,2,3,4,5]を取り出すことができるということですね。

次に、リストa の内容を、一つずつ取り出して表示するコードを書きます。

print(a[0])
print(a[1])
print(a[2])
print(a[3])
print(a[4])

実行すると次のようになります。

1
2
3
4
5

len()関数

len()関数は、リストの長さ(入っている値の個数)を表示する関数です。

len(a)

実行すると 5 となります。上記の「リストa」に5つの値が入っていると表示しています。

リスト内容の入れ替え

今の状態では、リストの3番めには「2」が入っています。この「2」を「10」に入れ替えてみます。

a[2] = 10
print(a)

実行すると [1, 2, 10, 4, 5] になりました。「2」が「10」に入れ替わっています。

a[2] = 3 を実行すると元に戻ります。

なお、リストの場合、順番は0から始まります。1番目、2番目、3番目ではなく、0番目、1番目、2番目です。間違えやすいところです。

リストの結合

もう一つ別なリストを作って、「リストa」と結合してみます。

まず、「リストb」をつくります。

 b= [6,7,8,9,10] 

次にaとbを足します。

print(a + b)

実行すると、[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10] となります。

これは、a+bの実行結果です。リストaもリストbもそのまま残っています。

リストに値を追加する

リスト等に要素を追加したい場合はappend()メソッドを使用します。

a.append(100)
print(a)

実行すると、[1, 2, 3, 4, 5, 100] となります。「リストa」は [1,2,3,4,5] でしたが、100という値が追加されました。

追加する位置を指定するには insert() を使います。第一引数に位置、第二引数に挿入する要素を指定します。

a.insert(1,10)
print(a)

実行すると、[1,10,2,3,4,5,100]となります。第一引数は1と指定したので、0、1、つまり2番目に10が挿入されました。

リストから値を除去する

要素の削除には del 文や pop メソッドや remove メソッドを使用します。またすべての要素を削除するには clear メソッドを使用します。

次のコードで値を除去することができます。

a[2:4] = []
print(a)

a[2:4] = []の部分は、「リストa」の、2~4を空にするという意味です。実行すると、3と4の2つが消えて、[1,10,4,5,100]となります。

リストに文字列を入れる

文字が入った「リストc」をつくります。

c = ['もも','りんご','なし']
print(c)

実行すると、[‘もも’, ‘りんご’, ‘なし’] となります。

文字列と数値を混在させることもできます。「リストd」とします。

d = ['もも',3,'りんご',5,'なし',8]
print(d)

実行すると、[‘もも’, 3, ‘りんご’, 5, ‘なし’, 8] となります。

リストが少しわかったような気がします。掘り下げていけばまだまだ知らなければならないことがあるようですが、このくらいで次に進むことにします。また必要になったら戻ってくる、行きつ戻りつを繰り返さないと頭に入らないので。


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