2024年11月6日の日記 スポーツジム

日記

私、元々は痩せたる体つきであった。されど、世に出て働くようになりし頃より、運動もせず、飯は多く食らい、酒もよく飲みたゆえ、次第に腹が出て行った。

「こりゃいかんな」と思い至りしは、四十歳の頃であった。これを機に、身体を鍛えんと決意し、近所のスポーツジムに通うこととした。

そこで私は、主にトレッドミルの上を歩くことにした。歩けば歩くほど、身に良き効果が現れ、さすがに若き日の姿には戻らぬまでも、体つきはかなり整いた。

ところが、その後、勤め先にて多忙を極め、また、夜な夜な酒席に呼ばれることも増えたため、ついにはジム通いをやめてしまった。

それから幾星霜、再びジムに足を運び始めたのは、晴れて勤めを退いた後のことであった。

今度は、体に無理なく、まずは軽く伸ばし――ストレッチをし、その後は早足にて三十分か四十分ばかり歩くことを日課と致した。そのおかげか、増え始めておった体重も、徐々に元に戻り、私「これはなかなかに良きことぞ」と悦んでおったのである。

されど、時勢により「新型コロナ」なる疫病が流行り出し、マスクを着用したままでのトレーニングを強いられ、更衣室の入場制限があるなど、何かと不自由が増し、再びジムをやめてしまった。

されど、ジムに通っておったおかげで、身体を動かす習慣は身につきたゆえ、今度は家のまわりを歩くことにした。日ごとの目標は、ウォーキング三十分と定めた。

されど、外を歩くというもの、トレッドミルとは勝手がまるで異なり申す。路面には起伏があり、信号にて立ち止まる必要もあり、時には吠える犬に出くわすこともあり……最初は「これは続かぬやも」と思ったものである。

されど、日を重ねるうちに慣れて参り、路面の起伏も苦にならずなったは、恐らく「体幹」と申す部位が鍛えられたからにござろう。歩く距離も少しずつ延びて参った。

ありがたきことに、この毎日の散歩、ようやく習慣として身に付いて参った様子であった。

今朝がたのことである。五羽の白鳥が、我が屋敷のすぐ上を悠々と飛び過ぎて行きた。いよいよ冬の訪れである。