本日は、拙者が借り受けておる「レンタルサーバー」の更新料を納め申さんとて、近所のコンビニなる店に赴き候。
店内に据え付けられた「ファミポート」と呼ばるる機械の前に立ち、あらかじめ書き付けて参った控えの数字を見ながら操作いたし候。
例ならば何の滞りもなく済む事にて候えども、何ゆえか通らず。
「番号をお確かめ下され」との文言が出で申した。再度試みしも同じことで、首を傾げ申した。
幸い、後ろに人並みもなく、されど人目憚り
長々と機械の前に立ちすくむは見苦しかろうと、一度外へ出でて
懐中より取り出したるスマホとやらを用い、サーバーの商人より届けられし文を読み返し候。
操法に誤りはなきものと心得申した。
いかがなものかと更に読み返すうち、ようやく悟り申した。
控えに写し置いた数字こそ違えており候。
もとの数字は「755……」なるに、拙者の控えには「577……」と記しておった。
操作の手順を疑うばかりにて、自らの書き誤りに気付かざりしは面目なき次第。
かような過ちは、若き折にも度々あり申した。
されど若き頃は「これは拙者の愛嬌よ」と笑い飛ばしおわりに致し候。
今となっては同じ誤ちも、いかにも身にこたえ申す。
齢を重ね、ついには衰えの兆しかと、つくづく思い至り候。
2024年12月12日ーこのページー2024年12月14日