趣味はなんですかと聞かれるのが苦手です。取り立てて趣味と言えるものがないので、なんと言えばよいか困るのです。
映画が好きだし、読書も好きだし、名所旧跡巡りも年季が入っています。その他いくつかやっているので、そのうちの一つを言えば良いのですが、どれも大したレベルでないので言えないのです。
あえて言えば読書だと思います。ただし、うんと若い頃ならいざしらず、いい大人になってからは趣味が読書などというと、頭でっかちな人間であることが見抜かれそうで言えません。
お金がないのに本にお金をかけてきましたが、今は古い本を読み返す事が多いです。幸いというかなんというか、以前最低一度は読んだはずなのに内容をほとんど忘れているので、新しい本を読んでいるような気分で読めます。内容を覚えている本は面白い本なので何度読んでも面白いです。結局本棚に残っている古い本は全部楽しめる本ばかりです。
年を取ると本を読めなくなるよと先輩から教えられたことがあります。「定年後に読もうと思ってたくさん本を買っていたけれど全然読めないよ」と言っていました。眼の問題と体力的な問題だと言っていました。私の場合、まだ大丈夫ですが、もしかするとこれがそうかという症状がでるようになりました。長く読んでいると眼が霞むようになりました。記憶力が落ちているので小説の登場人物の名前を覚えるのが苦手になってきました。
それでも読むのが好きなので、ちょっと時間が空けば本を手にしています。外出するときはKindleを持ちます。家を出てからKindleを忘れたことに気づくとものすごく損した気分になります。
電車の中ではスマホをいじっている人が多いですが、電車の中で紙の本を読んでいる人はめったに見かけなくなりました。週刊誌を読んでいる人も見かけなくなりました。新聞を電車の中で読んでいる人はほぼ絶滅したのではないでしょうか。
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