2025年3月2日

日記

少し前のことにござる。歩道に除雪が入り、久方ぶりに道が開けたゆえ、「これは良き機会」と、早足にて歩き出したのじゃ。されど、喜び勇んでおったのが災いしたか、歩道の一部が盛り上がっておるのに気づかず、足を引っかけて転んでしまい申した。

これがまた、なかなかに派手な倒れ方でな、勢い余って額(ひたい)を地面にぶつけるほどでござった。
しかしながら、幸いなることに、路面に残っておった雪がいささかばかりの緩衝となり、額に傷を負うことなく、手のひらを少し擦りむいた程度にて済み申した。

かような軽傷で済んだのは、まことに運が良かったとしか申せませぬ。己が不用心を深く省み、これよりは足元にこそ常に気を配るべしと、あらためて肝に銘じた次第にござる。

ここ数日は好天続きにて、雪も日に日に解けゆく。春の足音が、少しずつ近うなって参ったように感じられ申す。


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