2025年3月15日の日記 記憶力

日記

私、若き頃より「今日は何日か」と問われることが、どうにも苦手であった。何かしらの書付に日付を記す折など、必ずと申してよいほど、暦なり手帳なりを見ねば筆が進まぬ。

思うに、若い頃、日付などは見ればすぐに分かることであるし、いちいち覚えておく必要もなかろう――と、安直に考えてしまったのが、今に尾を引いているのかもしれませぬ。実際、日常においては困ることも少なかった。銀行や役所に行けば、記載台の目の前に「本日の日付」が明示されており、それを写すだけで事足りる。

ところがある折、認知症の検査において「今日は何年、何月、何日か」を問われると知り、これは拙いぞと感じたのである。日付が答えられぬと、「異常」とみなされるやもしれぬ――そう思えば、たかが日付と侮ることもできず、ここ数年、意識して覚えるよう努めているのだが、それでも未だに得意とは申せぬ。

本日は日中にて四度まで気温が上がりたが、時おり細かき雪が舞う肌寒き一日であった。明日は、さらに寒さが増すとのこと。春がすぐそこであるとはいえ、まだまだ油断ならぬ陽気である。