変わり映えしない日々の日記 2025年5月

日記

五月こそは、空晴れ渡る爽快な日々が訪れるであろうと、淡き期待を抱いておったが、いざ迎えてみれば、やはり晴れ間は少なく、むしろ寒き日すら混じっておった。なかには、月の末に至っても、昼なお寒く、十三度などという日もあり、これにはさすがに身体がついてゆかず、わずかに調子を崩してしまい申した。齢を重ねれば、こうした気候の乱れに対する身の応えもまた、若き頃とは違うもの。無理は禁物と、火鉢を抱え、静かに過ごすばかりにて候。


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