紐づけとは?
えきねっとで購入した指定券をSuicaに紐づけるというのは、「新幹線eチケットサービス」を利用する際の手続きです。このサービスを利用すると、きっぷを発券(紙のきっぷを受け取る)することなく、Suicaなどの交通系ICカードを新幹線自動改札機にタッチするだけでそのままご乗車いただけるようになります。
紐づけができるきっぷの種類
「新幹線eチケットサービス」で予約した場合に、Suicaなどの交通系ICカードとの紐づけが必要です。
東北・北海道、秋田、山形、上越、北陸新幹線などの新幹線eチケットが対象です。
紐づけ(登録)の方法
主に以下の手順で行います。
ステップ1:えきねっとにSuicaのICカード番号を登録する
まずは、ご自身のSuica(または他の交通系ICカード)のICカード番号をえきねっとのマイページなどで登録します。
- モバイルSuica/Apple PayのSuicaの場合は、アプリなどで確認できる17桁の英数字(Suica ID番号)を入力します。
- カードタイプのSuicaの場合は、裏面に記載されているカード番号を入力します。
- この登録は、最大6枚分まで可能です。
ステップ2:予約した座席とICカードを紐づける
「新幹線eチケットサービス」の予約が完了したら、その予約内容(列車・座席)と、利用する人数のICカードを紐づける作業が必要です。
- えきねっとにログインします。
- マイページなどから最新の予約内容を確認し、「ICカードを設定してください」などのボタンを押して進みます。
- 登録済みのICカードの中から、利用する座席に割り当てるICカードを選択し、紐づけ(設定)を完了させます。
- 複数人で予約した場合は、乗車する人それぞれのICカード番号を登録し、誰がどの座席に乗るかを紐づける必要があります(おとなにはおとな用のICカード、こどもにはこども用のICカード)。
補足情報
- 紐づけの期限: 指定席の場合は乗車日当日の列車出発時刻4分前まで、自由席の場合は乗車日当日の23時50分までに紐づけが必要です。
- 紙のきっぷとの違い: このサービスはきっぷの「発券」をしません。改札を通る際に交通系ICカードが「きっぷ」の代わりになります。
- 新幹線eチケットの決済: 運賃と特急料金は、えきねっとで予約した際に登録したクレジットカードから決済されます。Suicaのチャージ残高からは引き去られません。
- 在来線との乗り継ぎ: 新幹線eチケットに紐づけた同じICカードを使って在来線の改札を入場/出場すると、新幹線乗換改札でもスムーズに乗り継ぎできます。
- 確認の方法:紐付けが正しく完了したかは、えきねっとサイトのマイページや、紐付け完了後に配信されるメール(件名:ICカード情報登録・変更完了)で確認できます。
- 複数人の予約: 複数人で予約した場合、乗車する人数分の交通系ICカードをそれぞれ紐付ける必要があります。おとな用にはおとな用の、こども用にはこども用のICカードを紐付けてください。
- モバイルSuicaの取り込み: 予約内容と交通系ICカードを紐付けた後に、その交通系ICカードをモバイルSuicaアプリに取り込んだ場合、新幹線改札を通過できません。ICカード番号が変更となるため、再度えきねっとでICカード番号の変更手続きが必要です。
- 乗り継ぎの場合:「新幹線eチケットサービス」を含む2列車以上の乗継申込のうち、一部でも「紙のきっぷ」として発券した後は、予約の変更やICカードの紐付けができません。発券前に必ず紐付けを完了させてください。
- 在来線特急:在来線特急の「チケットレスサービス」では、Suicaなど交通系ICカードとの紐付けは不要です。乗車券で改札を通過し、車掌などから求められた場合にえきねっとの購入履歴画面などを提示します。
紐づけをしなかったらどうなるか
紐づけをしていない場合(または紐づけがうまくできなかった場合)でも、乗車前にきっぷを発券することでご乗車いただけます。
「新幹線eチケットサービス」の予約も、ICカードを使わずに紙のきっぷとして発券して利用することが可能です。
発券場所
主に以下の場所で発券が可能です。
- 指定席券売機(みどりの券売機)
- みどりの窓口よりも待ち時間が少なく、早朝から夜遅くまで利用できるため、こちらでの発券が推奨されます。「指定席券売機(みどりの券売機)」の画面にある「インターネット予約の受取り」または「えきねっと予約の受け取り」というボタンから手続きを進めるとスムーズです。
- みどりの窓口
- 混み合うことがありますので、時間に余裕をもって発券手続きを行ってください。
発券に必要なもの
発券の際に必要となるものは、予約時の支払い方法や受け取り方法によって異なりますが、主に以下のうちのいずれかが必要です。
必要なもの | 詳細 |
予約時に使用したクレジットカード | 最も一般的で確実な方法です。 券売機に挿入し、暗証番号を入力することで予約を呼び出せます。 |
受取用QRコード | えきねっとのマイページや予約完了メールから発行できます。券売機で読み取らせることで発券できます。 |
受取コード(または予約番号) | えきねっとから送られるメールなどに記載されている、予約を特定するための番号です。券売機や窓口で入力して予約を呼び出します。 |
注意点
- クレジットカードでのお支払いの場合: 基本的に、予約時に使用したクレジットカードの現物が必要になります。
- 東海道・山陽新幹線を含む予約: JR東日本の「えきねっと」ではなく、連携している「スマートEX」や「エクスプレス予約」のサービスを利用している場合、受取方法が異なることがあります。
- みどりの窓口で受け取る場合: 窓口でも上記のもの(特にクレジットカードまたは受取コード)が必要です。係員に「えきねっとで予約したきっぷを受け取りたい」旨を伝え、必要なものを提示してください。
さらに詳しいことは、えきねっとのウェブサイトの「ご利用ガイド」などでご確認いただくことをお勧めします。