2025年8月9日の日記 雷鳴

日記

ここ数日、空模様が不安定にて、雷の響き多く候。拙者は、遠くに鳴る雷鳴ならばさして気に留めぬが、我が家の犬ときたら、耳が利きすぎるのか、こちらには届かぬほどの微かな音でも察知して、すぐさま己が巣穴――ケージの奥深くへと逃げ込む。

「怖いのならば、わしのそばへ来ればよいものを」と声をかけるのじゃが、やはり犬にとっては、自らの寝床こそが一番の避難所と見え、丸くなって微かに震えておる。普段は、鬱陶しいほどに膝元へまとわりつき、少しでも離れようものなら騒ぎ立てるくせに、こういう時にはまったく寄りつかぬ。これがまた、いささか寂しいものでござる。

かの者、雷には殊のほか弱く、飛行機の音、祭りの太鼓にも難儀する様子。一番は、やはり雷でござろう。されど、面白いことに、物売りがトラックで近づいてきて拡声器で声をあげるときは、怖がるどころか、窓際に駆け寄って吠え立てておる。すなわち、外の大きな音すべてが怖いわけではなく、どうやら「音の質」や「響き方」が、あの者なりに大事らしき。

今日はというと、日中は少し気温があがったものの、なかなかに過ごしやすい一日であった。こうした穏やかな日が、続いてくれれば、犬も安心してうたた寝できように。


2025年8月8日ーこのページー2025年8月10日

タイトルとURLをコピーしました