2025年9月1日の日記 津波警報

日記

少し前のことにござるが、七月三十日、カムチャツカにて大地震発生、続いて津波警報も発せられ申した。その節、テレビには、炎天下、陽を避くるものもなき高台へ避難する人々の姿が映し出されておった。

拙者であれば、果たしてどう振る舞ったものか、とその時思い巡らせ申した。命こそ何より肝要なるは確かにござる。されど、津波は避けたとしても、あのような炎天の高台にうずくまっておれば、拙者など一時間も待たずに倒れてしまうのではないか。むむう……避難せよとの沙汰あれど、拙者は無理でござる、家に残り申すと判断したやもしれぬ。

さらに思いを巡らせれば、津波というもの、人の都合を顧みず押し寄せるものにて、もし当地のごとき豪雪の地にて、しかも烈しき吹雪の夜なれば、いかがであろうか。避難所に至る道すら雪に埋もれてはおらぬか。また、数メートル先も見通せぬ暴風雪の中、家を出て果たしてどれほど歩めようか。誠に難儀この上なきことと存ずる。

さて今日は、曇り空ながら気温があがり、また三十度を超え申した。なかなか手強い天候でござる。


2025年8月31日ーこのページー2025年9月2日

タイトルとURLをコピーしました