75歳の誕生日を迎えると「後期高齢者医療制度」に加入することになります。私はもう通り過ぎましたが、国民健康保険から後期高齢者医療制度に変わるときは、どう変わるのか、何かしなければならないのか、などと、ちょっと気になっていました。
結論を言えば、窓口負担が1割負担になったこと以外は特に変わることなく、何の手続きも要りませんでした。
これまでと変わらないこと
- 医療機関の窓口では、これまで通りに受診できます。
- 診察や治療の内容が変更になることはありません。
- マイナ保険証を利用している人は、変更の引き続きは必要ありません。引き続き同じマイナンバーカードで受付してください。
これから変わること
- 自己負担割合が変わります。多くの方は1割負担になります。自己負担割合が2割、3割になっている人もいます。これは所得の違いによるものです。送付されてくる「負担割合証」で確認してください。
- 後期高齢者に対しては、「資格確認書」が自動的に送付されてきます。この資格確認書は、マイナ保険証を持っていないときに利用できます。
- 保険料の納め方が変わります。これまで加入されていた医療保険(国民健康保険や会社の健康保険など)の保険料から、後期高齢者医療制度の保険料に変わります。
医療機関での受診方法
引き続きマイナンバーカードを健康保険証として利用してください。
- マイナ保険証に対応している医療機関では、カードリーダーにマイナンバーカードをかざすだけで、後期高齢者医療制度の情報が自動的に反映されます。
マイナンバーカードを持っていない方は、届いた「資格確認書」を利用してください。
- 医療機関の窓口に、「資格確認書」を提示してください。
- カードリーダーが故障していたり、顔認証がうまくいかない場合に備えて、「資格確認書」を持参していると安心です。