ネットにて、たまたま国際文通週間なるものを目にし、はて、文通なる習わしは今も残っているのかと好奇心が湧き、「AI」に尋ねてみたところ、有るとの返答。なんと、さるサービスに手紙を送り、転送してもらい、匿名で知らぬ者と文通いたすこともある由。まこと驚き入った。
幼少の頃は、子供向け雑誌に文通欄がありし。私はその頃より筆不精にて、手紙など認めること思いもよらず、やっているごく少数の者をみて、なんという変わり者よと思いしものである。
祖母が昔話に、女学校の寮にいた折、毎月親に手紙を出すことが義務付けられており、さして書くこともなく困ったものだと申していたことがある。祖母は友の手紙を見せてもらい、同じようなことを書いたことがあると笑っておった。
幼い頃に手紙を書かぬことが、後に大変困ったことになろうとは、当時は思いもよらなんだ。社会に出し折は、仕事上の連絡はほとんど電話にていたしていたが、まだメールなど無き時代にて、時には手紙を認めねばならぬことがあり、随分苦労した。当時は会社に手紙の文例集が置かれておりしゆえ、それを見ながら書いておった。
さて先日、珍しきことだが、手紙を出す必要が生じ、試しに「AI」に、かかる用件にて手紙を書きたいのだが、と相談したところ、まことにぴったり、しかも気の利いた文章が即座に提供されたのには、驚きとともに、ありがたき時代になったものだと感謝した次第である。
本日は降りそうで降らぬ、どんよりとした曇り空の一日であった。
