赤い羽根共同募金の袋が、町会より回ってきた。任意と書いてあるが、付き合いなれば拠出せざるを得ず。
赤い羽根は、十月の初めに街に行けば、街頭に立って募金を募る方々がおられる。拙者は若かりし頃より、あれが苦手に候。つまり、若き女性より羽根を付けてもらうのが恥ずかしく、さらに、羽根を付けて歩くのが恥ずかしいのじゃ。十歩も歩けば外してポケットに入れたものよ。大して恥ずかしがることでも無いと理屈では分かるが、そういう性格なのであろう。
羽根を付けておれば、その後は募金を呼びかけられぬ効能があるそうだが、何度呼びかけられようとも、重ねて募金せぬのであれば、通り過ぎれば良きだけのことと、拙者は思う。
ところで、あの赤いニワトリの羽根が、今年からはシールに印刷したものに変わったようだ。拙者が幼き頃、悪童の中には、針が付いておるあれを、ダーツのように投げて遊ぶ者がいて危ないと思っていたゆえ、シールは一歩の進歩だと思い候。
今日も昨日に引き続き、雨が降ったりやんだりの天気でござった。
2025年11月2日ーこのページー2025年11月4日
