「庭仕舞い(にわじまい)」は、高齢などにより体力的な負担が大きくなったため、庭の手入れをやめる(または大幅に減らす)という意味合いの言葉です。
しかし、単に「止める」というだけでなく、先を見据えて庭を整理し、管理しやすい状態に整える「庭の終活」という意味合いも含まれます。
「庭仕舞い」は、残りの人生や、庭を相続する家族の負担を軽減し、より快適な暮らしを送ることを目的として行われます。
- ローメンテナンス化(管理の手間軽減)
- 手入れが大変な大きな庭木を伐採・抜根して処分する。
- 落ち葉掃除が大変な樹木を減らす。
- 雑草対策として防草シートや砂利敷きを行う。
- 水やりなどの手間がかからないデザインに変える。
- 庭の整理・リフォーム
- 不要になった庭石や池を撤去・埋める。
- 庭を駐車場やウッドデッキなど、別の用途にリフォームする。
- バリアフリー化のために段差をなくす。
- 将来の負担軽減
- 将来、庭を相続する家族に、手入れの負担がかからないようにする。
このように、単に「手入れをやめる」のではなく、「手入れのいらない庭」や「残りの人生に合わせた庭」へと積極的に作り変える取り組みであることが大きな特徴です。
庭の全てを無くしてしまう必要はなく、「お手入れがラクになる庭にする」ことが基本となります。
