2025年11月19日の日記 はねられそうに

日記

今日は散歩の途中で、危うく車にはねられそうになった。信号の無い交差点で、左から来た車が止まってくれたので、拙者は横断を始めた。ところが、突然その車が走り出して、しかも加速して迫ってきた。拙者は、とっさに走り出し、ギリギリですり抜けることができた。

運転しておったのは、マスクをしていたので年齢不詳であるが、女性であった。その御仁は、拙者に向かって片手拝みをして、そのまま走り去った。片手ではあるが拝んだのじゃから、一応は謝罪の意を表したのだろう。拙者の方は、驚いたものの、ケガをしたわけではないので、そのまま散歩を続けた。

歩きながら考えた。おそらく、あの運転者が交差点で一旦止まったのは、惰性でそうしたのだろう。前なんか見ておらず、惰性で止まって、惰性で走り出したのだと思う。粗忽者である。疲れておったか悩み事があったのかもしれぬ。いずれにしても、横断歩道上で歩行者をはねれば、困ったことになるのは自明じゃ。拙者がお陀仏になれば逮捕されることもあり得る。事故にならなかったのは、拙者が異変に気付いて、歳に似合わない機敏な動きをしたからだ。運が良かったと思ってもらいたいものじゃ。

ま、助かったのじゃから、拙者も運が良かったのだ。しかし、突然走り出してよく転ばなかったものだ。火事場のなんとかと申すものじゃろう。

今朝は十センチほど雪が積もっていたが、陽が出ていた故、昼頃にはあらかた消えてしもうた。


2025年11月18日ーこのページー2025年11月20日