雪かきという名の知能戦 2026年4月7日の日記

日記

冬の間、私は一日中天気情報に注目していた。一日に何度も画面を更新し、雲の動きを追う。それは単に「降るか否か」を案じていたのではない。雪という敵の出現を予測し、敵の戦力に応じた「作戦」を練っていたのである。

いざ雪が降り始めれば、そこからはがむしゃらな力仕事の出番……、さにあらず。雪かきの作業そのものも知能戦なのだ。

限られた体力をどこに投じるか。どの順序で道を作るか。そして、積み上がった雪をどこへ逃がすか。これらを、瞬時に計画を立てて実行に移なければならない。

つまり、冬の間、けっこう神経を研ぎ澄ませ、頭をフル回転させていたのだ。そう考えれば、雪には意外な副産物――「認知症予防」の効果があるのではないか。

予報を分析し、空間を把握し、そして疲労困憊。これらがいっぺんに押し寄せる大雪の日は、脳にも体にも、とても良い刺激になっていたはずだ。

「今度の冬こそは降らないでくれ」と切に願いながら、一方で、あの刺激がなくなってしまえば、私の頭は一気に錆びついてしまうのではないか。そんな奇妙な不安に、大真面目に見舞われている昨今である。

今日は朝から雨で、昼近くには風も強くなった。物が飛ぶようなことはなかったが、風の音が部屋の中まで聞こえてきた。