2024年12月21日の日記 認知症

日記

認知症と申すは、まことに恐ろしきものにござる。されど、一度その病に陥り候わば、己においては何も分からぬゆえ、むしろ得を致すやもしれぬなどと、浅はかなることを思いしこともあり申した。

しかしながら、かの病は徐々に進むものと聞き及び、人それぞれに悪化の早き遅きがある由にて、この身においても決して油断ならぬと、近頃は考え直し申した。

このように綴りおるブログも、認知症によりて意欲が失せ、やり方を失念し、おのずと筆を絶つことになろうと安易に思い描いており申したが、どうやらそれも甘き見立てにて候。

筆を絶つ以前に、人に迷惑を及ぼすような言の葉を記し申すやもしれぬ。かかるとき、もし己に乱れの自覚があれば未だしも、自覚を失いしならば、晩節を汚すこと必定と存じ、まことに恐れ入り候。