今日は玄関に注連飾りを掛けた。わが家では例年、二十九日に取り付けるのが習いだが、近隣では、やけに早く飾り付ける家も少なくない。
ふと思い立ち、調べてみれば、十二月十三日以降であれば、いつでも構わぬとのこと。聞けばその日は「すす払いの日」とて、正月支度の始まりにあたるとのこと。なるほど、早くより市中の店先に注連飾りが並ぶわけだと納得した。私は、店が正月気分を早く盛り立てるために置いていると思っていたが、由来を心得た上でのことと知った。
注連縄の後は神棚の掃除をし、御供の餅をお供え致した。若い頃は餅つき機を用い、自ら搗きし餅を供えていたものの、近年は市販の品を求めるようになっている。
かつて自前で作っていたときは、鏡開きのときにはカビ生えてしまい、これを削り落として食していた。しかし、カビは体に毒と聞いて、心苦しゅう思いながらも捨てたこともある。あの折のもったいなさといったら筆舌に尽くし難い。市販のお供え餅はカビの心配が要らず、誠に有り難いものである。
