拙者が初めてコーラを口にいたしたのは、まだ中学生の折にござる。修学旅行にて泊まった宿に自動販売機があり、そこで初めて求めて飲み申した。されど、格別美味いとも思わず、むしろ「薬臭い」と友人らと顔をしかめながら飲んだ覚えがござる。
その折の印象が尾を引いたものか、平素はあまり口にせぬが、薬代わりに折々飲むことがござる。
まず、風邪の気配を覚えたとき、なるべく早く飲むようにしておる。糖分が即座に力となるものと心得ておるゆえにござる。
次に、遠くへの車旅の折にもしばしば飲み申した。道中の眠気覚ましに、コンビニにて珈琲を買うことも多かったが、気分次第ではコーラを選んだ。眠気覚ましの効能は珈琲とさほど変わらぬと思うておる。
また、筋肉の疲れを覚えたときにも飲むことがある。拙者、日頃はさほどの肉体労働を致さぬ身なれど、冬には雪かきがござる。これが連日となると、無性にコーラが欲しくなる。
ところで、かのアメリカの大統領がダイエットコーラを常に飲むと聞き及び、これは身体に良きかと思うて先日スーパーを探し回ったが、見当たらず、代わりに「ZERO SUGAR」と記されたものを求めた。大統領が口にするそれとは異なるやもしれぬが、おおかた同じようなものであろうと考え申した。
2025年1月19日ーこのページー2025年1月21日