2025年3月8日

日記

こまちと、はやぶさとが連なり走る新幹線にて、連結器なるものが外れ、さる木曜のこと、列車は大いに混乱したとの報せにござる。
つい先頃、拙者もそのこまち・はやぶさの連結車に乗りて旅をしたばかりゆえ、他人事とは思われませぬ。
拙者の旅路は、これといって急くものでもなく、道半ばにて止まったとて一大事とは申せませぬが、
所用に時を限られし御仁らにとっては、まこと困難極まりなきこととお察し申す。

それにてふと思い出したは、昔日のこと。
拙者、乗っておった汽車が雪に阻まれ動かず、約定したる待ち人に連絡のすべもなく、まさしく途方に暮れ申した。
やむなく、すっぽかしの形となりしは、今なお心残りにござる。
今の世ならば、たとえ雪に阻まれようと、手元の小道具──いわゆる携帯なるもので一報いれることもたやすいもの。
かような文明の利器なき昔は、まこと不便にてござった。

さて、今朝方目覚めてみれば、二寸ほどの新雪が積もっており申した。
天気予報には雪の印もなく、意外のことと相成りました。
日中は曇り空、気温は摂氏四度に届き申した。


2025年3月7日ーこのページー2025年3月9日

総目次のページ変わり映えしない日々の日記変わり映えしない日々の日記 2025年3月>このページ

タイトルとURLをコピーしました