2025年3月13日

日記

買い物のたぐいは、たいてい歩いて行ける範囲にて用が足り申すが、品によっては近所では手に入らぬものもあり、
その折には、致し方なく駄賃を払って乗合いの馬車――いや、いまは「ばす」と申すか――にて街へと出向くこととなり申す。

店の所在によっては、乗り継ぎをせねばならぬこともあり、
小さき品一つ買い求めるに、半日もかかってしまうこと、ままござる。

されど、時折乗るばすもまた、旅のような趣があり、けっこうな娯しみとなり申す。

さて、今日は花粉症の薬が効き過ぎたか、ばすの中で、ついまどろんでしまい候。
長き道を行く駄賃馬車で寝入ることはあれど、町中を巡るそれにて居眠りするとは、拙者にとっても初めてのことでござった。

本日も天気は上々、春らしく気持ちのよい空模様にござったが、午後には雲が広がり申した。


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