2025年4月26日 土曜日

日記

ちょいとした外出の折にも、拙者はたいてい背に「りゅっく」とやらを負うて出かけることが常にて候。
とはいえ、銭入れを出すたびに背からごそごそと探るのは、少々気が引け、見た目にもあまりよろしくない。

されば、近頃は銭入れや「すまほ」を、小さき袋――「ぽしぇっと」なるものに収め、紐で首から下げておる。
これならば、さっと手が届き、まこと便利にて候。

さて先日、ふらりと立ち寄った店先にて、脇に「ふぁすなー」付きの側袋を備えた「りゅっく」を見かけ申した。
「これならば、ぽしぇっといらずで済むやも」と心が揺れ、思わず手を伸ばしそうになり申したが――よくよく見れば、脇袋のまちは浅く、しかも全体の入れ物としての「ようりょう」も、今手元にある物に及ばぬと気付き、ここは思いとどまった次第。

歳を重ねてからの買い物には、こうして一歩踏みとどまる冷静さが肝要と改めて感じ入り申した。

本日は朝よりよき天気にござったが、昼の刻、にわかに空曇り、雷鳴とともに驟雨に見舞われ申した。
我が家の犬も、雷の響きにひどく怯え、身を縮めて隠れておった。まこと気の毒なことでござった。


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