ちょいとした外出の折にも、拙者はたいてい背にリュックを負うて出かけることが常にて候。とはいえ、銭入れを出すたびに背からごそごそと探るのは、少々気が引け、見た目にもあまりよろしくない。
されば、近頃は銭入れやスマホを、ポシェットに収め、紐で首から下げておる。これならば、さっと手が届き、まこと便利にて候。
さて先日、ふらりと立ち寄った店先にて、脇にファスナー付きの側袋を備えたリュックを見かけ申した。「これならば、ポシェットいらずで済むやも」と心が揺れ、思わず手を伸ばしそうになり申したが――よくよく見れば、脇袋のまちは浅く、しかも全体の容量も、今手元にある物に及ばぬと気付き、ここは思いとどまった次第。
歳を重ねてからの買い物には、こうして一歩踏みとどまる冷静さが肝要と改めて感じ入り申した。
本日は朝よりよき天気にござったが、昼の刻、にわかに空曇り、雷鳴とともに驟雨に見舞われ申した。我が家の犬も、雷の響きにひどく怯え、身を縮めて隠れておった。まこと気の毒なことでござった。
