昨日まで続いた秋の連休、近場でも様々なイベントが行われた由、家内がしきりに勧めるも、花粉症のうっとうしさに、とんと出かける気にならず、家内一人で出かけてもらい、拙者は家でぼんやりと過ごしており申した。
世の者は、「花粉症でござって」と申せば、「それはそれは。お大事になされよ」などと声をかけてはくれるものの、「今日はもう家に帰って休みなされ」とまで申してくれる者は一人もおらぬ。やはり、病気のうちに入れてくれていないように思うておる。
政(まつりごと)の方では、国会に「花粉症対策議員連盟」なるものがあるそうじゃが、その恩恵はまだ拙者の元には届かぬ。そういえば、いつぞやのどこかの選挙で、「花粉症ゼロ」を公約に掲げた者がおり申したが、その後、とんと成果を聞かぬところをみると、敵の巨大さを知り、早々に撤退したのであろう。
花粉症ごときは、すぐに良い薬が発明されて撲滅されると期待しながら数十年。今となっては、苦しみを和らげてくれる薬があるだけでありがたきこと。もはや、花粉症の撲滅など夢にも思わぬ。
今日はまたもや三十度に達した由。残暑がなかなか抜けぬものでござるな。
2025年9月15日ーこのページー2025年9月17日