このほど、amazonプライムビデオで、「どん底作家の人生に幸あれ!」と申す映画を観申した。
恵まれた家に生まれた男の子が、幼くして父を亡くし、母が再婚した新しい父は暴力をふるう男。まだ幼いのに、ロンドンの瓶工場で働くことになり申した。
イギリスの産業革命の頃で、労働の決まりも何も無き時代、工場では幼き子供たちが長い時間働かされておったそうじゃ。そこから色々あるのだが、この少年は文才があり、長じては作家となり成功を収めるという物語でござる。
原作者は「チャールズ・ディケンズ」と申す。イギリスの作家で、国民作家と呼ばれ、札の肖像画になったほどの人気作家だそうで、日本で申せば夏目漱石先生のような存在であろうか。
映画を観てから、このチャールズ・ディケンズの作品をAmazonで探したところ、この作家に「二都物語」と申す作品があり、偶然にも若い頃に読んだことを思い出した。なぜ読んだのかは忘れ、題名を覚えていただけで、内容も覚えていなんだ。今、ウィキペディアであらすじを読んだところ、確かにその本であったことまでは確認できた。
この映画「どん底作家の人生に幸あれ!」は、ディケンズの自叙伝的な小説を元にしておるとか。瓶工場で酷使されていた少年期は、まさに作者の人生であったのだ。貧乏のどん底をさまよい、碌な教育も受けられなかったのに、新聞記者になり、ベストセラー作家になるというのは、並大抵の人物ではござらぬ。
今日は一日晴れの予報であったが、時折雨が降ってくる落ち着かない空模様でござった。
2025年9月20日ーこのページー2025年9月22日