Amazonプライムにて、「警視モンタルバーノ シチリア島の事件簿」というイタリアのテレビドラマを拝見いたし申した。シチリア島のヴィガータという架空の町の警察署に勤めるモンタルバーノ警視が主役の物語でござる。
字幕では「警視」と階級にて呼ばれておるが、一つの建物の中では一番の高位らしく、おそらくは警察署長の任にあるものと見受け申す。居宅は海辺の立派な屋敷にて一人で暮らしている。家の前の海で泳ぐシーンが随所にでてくる。
母親は幼き頃に亡くなり、父親は離れた地にてワインを作る稼業をしておる。恋人はいるが、どうにも煮え切らぬ関係にござるな。
時代は、警察署にはまだコンピュータが入っておらず、本部にて研修が始まったばかりの由。パソコンや携帯電話を持つ者も一部におるが、通常は固定電話にて用を足す時代。音楽はカセットテープが主流のようす。
モンタルバーノ警視は、怖い物知らずの強気な捜査をいたす。部下には厳しいが慕われており、署内にいるときは気難しい顔ばかり見せるが、外部の者、犯罪関係者にも優しく接する。女には弱きところもあるようじゃ。
結論といたせば、これまでに拙者が観てきた警察ドラマの中では、上位に位置する作にござる。まことに面白く感じ申した。
本日は曇り、時折晴れ間も見え申した。
2025年10月5日ーこのページー2025年10月7日
