日記 2025年5月7日 水曜日 何年か前のことでござる。ある折、弔いの席に出向くこととなり、久方ぶりに黒紋付なる装束を箪笥より取り出したところ……なんと、腹回りがきつうなっており、冷や汗をかいたものでござる。「これはいかん」と、しばし心を入れ替え、食を慎み、歩みを増やし、... 2025.05.07 日記
日記 2025年5月6日 火曜日 近ごろは、「ぷらいむびでお」とやらの映像絵巻を、音を消して見ることが多うなりましてな。というのも、わが家の愛犬が、あの背後に流れる音――「ばっくみゅーじっく」――に何やら怯え、時に尻尾を巻いて物陰に隠れてしまうことがあるゆえ。特に、すべての... 2025.05.06 日記
日記 2025年5月5日 月曜日 立夏 「あがさ・くりすてぃ」なる異国の作者がござる。その筆による「ぽあろ」と「まーぷる」の物語、いずれも面白きものでござるが――拙者はことにこの「まーぷる」の方に軍配を上げとう存じます。「まーぷる」は、英吉利(いぎりす)の片田舎、「せんと・めあり... 2025.05.05 日記
日記 2025年5月4日 日曜日 背を超すほどの雪がようやく融け、地面が顔を見せたかと思えば、早くも草花が芽をのぞかせておる。何もせずとも、春というものは然るべき時に訪れるものよのう。されど、いまだ肌には冷えが残り、草の緑もあどけなきばかりで、心のうちに春の実感が満ちるには... 2025.05.04 日記
日記 2025年5月3日 土曜日 ここ二日ほど、日々の散歩の折に、道すがら近くの職人道具の店――「ほーむせんたー」と申す――に立ち寄り、草花や菜の苗などを眺めており申した。色とりどりの花の苗や、さまざまな野菜の苗が並び、目には楽しきものながら、拙者が手を出すは、例年通り「小... 2025.05.03 日記
日記 2025年5月2日 金曜日 近ごろ、「すきまばいと」なる言葉を耳にいたし申した。どうやら、ほんの合間の時を使い、ちょいと働いて銭を得るという新しき働き方らしく、世はずいぶんと移ろうたものよと、感心するやら驚くやら。空いた時間を巧みに使うとは、まこと器用なる者たちよのう... 2025.05.02 日記
日記 2025年5月1日 木曜日 今朝方、あまぷらなる映し絵の集まりにて、一編の異国の芝居を見申した。題は――「元彼に未練のあるわたし」と申すとか。なるほど、名からしてすでに騒々しき情景が目に浮かぶようで、拙者、興味半分に選び申した。案の定、内容はまさに「どたばた喜劇」とい... 2025.05.01 日記
日記 変わり映えしない日々の日記 2025年5月 五月こそは、空晴れ渡る爽快な日々が訪れるであろうと、淡き期待を抱いておったが、いざ迎えてみれば、やはり晴れ間は少なく、むしろ寒き日すら混じっておった。なかには、月の末に至っても、昼なお寒く、十三度などという日もあり、これにはさすがに身体がつ... 2025.04.30 日記
日記 2025年4月30日 水曜日 しばらく離れておった「ぱいそん」とやらに、ふたたび挑んでおり申す。されど、なにぶん手の不如意――すなわち、打つ手、すなわち「たいぴんぐ」と申すものが、どうにも拙く、思うように進まぬのが悩みの種にて候。あまりに誤り多く、これはいかんと、今さら... 2025.04.30 日記