tantan12

日記

変わり映えしない日々の日記 2025年2月

睦月に続き、如月もまた記録に残る大雪にて候。烈しき寒波、居座り申して幾日も雪の降り止まぬありさま、加えて消流雪溝までも流れ止まり、雪の捨て場叶わず、誠に難儀にござった。総目次のページ>変わり映えしない日々の日記>このページ
日記

変わり映えしない日々の日記 2025年3月

記録的と謂われた大雪もようやく峠を越え、今月は春の気配をそこかしこに感じる日々が多うござった。とは申せ、春と共にやってくるあの厄介なる「花粉症」もまた、例年どおり始まり申した。こればかりは拙者も手を焼いておる。立春とはいえ、暦の上のみの話に...
日記

2025年3月16日 日曜日

女優の中尾ミエ殿が、「もうすぐ八十」と申して、健康診断を受けるのをやめたとのこと。「その年になれば、病気になるのも道理」との言、まことに一理あると感じ申した。拙者もまた、かつては勤め先において、年に一度の健診を受けておった。されど、それは健...
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2025年3月15日 土曜日

拙者、若き頃より「今日は何日か」と問われることが、どうにも苦手にござった。何かしらの書付に日付を記す折など、必ずと申してよいほど、暦なり手帳なりを見ねば筆が進まぬ。思うに、若い頃、日付などは見ればすぐに分かることであるし、いちいち覚えておく...
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2025年3月14日 金曜日

わが家の犬は、元来あまり吠えることのない大人しき性質にてござるが、人形にはどうにも敏感なところがある。先日、雛人形を飾った折にも、初めて見る顔立ちに驚いたか、一騒ぎ仕り申した。昨日、妻がその雛人形を片付け、代わりに市松人形を飾り申したが――...
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2025年3月13日

買い物のたぐいは、たいてい歩いて行ける範囲にて用が足り申すが、品によっては近所では手に入らぬものもあり、その折には、致し方なく駄賃を払って乗合いの馬車――いや、いまは「ばす」と申すか――にて街へと出向くこととなり申す。店の所在によっては、乗...
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2025年3月12日

花粉に悩まされ、医師の許へ足を運び申した。内服の薬と、目に差す薬とを処方され候。「昨年の薬は、どうにも効き目が乏しゅうござった」と申し上げたところ、「では、薬を替えてみましょう」とのことで、違う品を処方して下された。「眠くなるやもしれませぬ...
日記

2025年3月11日

日々の食事は、妻殿が整えてくれるゆえ、拙者は口を開けて待つばかりの身なれど、たまさか一人になる折は、己が手ずから飯の支度を致し申す。若かりし頃は、野菜炒めに味噌汁――これが定番にて、飽きもせず口に運んでおり申した。されど近頃は、ボンカレーな...
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2025年3月10日

今朝方、駅にて耳にしたは「エスカレーターは二列にてお乗りくだされ」との御触れにござった。されど、拙者の目に映る限り、皆々片側に寄って立ち、二列など影も形もござらぬ。拙者もまた、知らずその列に並び立っておった次第。片側に寄るこの作法、しばらく...