日記

以前、気晴らし半分、いや、建前としては学びのためと称して、幾つかの無銭（ただ）の書き物場――今で申せば「ぶろぐ」なるものにて、日々の想いやら観察やらを綴っておった。各々、用い方にこれといった大差は無きものの、それぞれに癖やら気風があり、「こ...

「大人の休日倶楽部」とやらの通行手形を手に入れ、久々に小さな旅路に出てみることと相成った。この手形、五日間のあいだ諸国を行き来することが叶い、加えて六枚まで、座席の定められた乗り物――「指定券」と申す――を使うことができるとの由。されどこの...

「ぐう」と申す書き物場にて、長らく筆を取っておった日記が一つござる。されど、この秋をもって「ぐう」の役目は終えるとの沙汰ゆえ、「あめば」とやらの新しき場へと、筆を移すことと相成った。まずは「ぐう」の方にて、「引っ越し用の書付」とでも申すべき...

先日、何やら「リクルートID」なるものより、二段の認証とやらに、電信を加えよとの知らせが参り申した。わずかばかりの「ポイント」とやらのために、そこまでする甲斐があるものかと思わぬでもなかったが、ま、時代の流れというやつじゃろう。拙者も致し方...

本日、久方ぶりに「goo」なる名の文書帳面に入りしところ、なんと、程なくこの帳面の役目が終わるとの沙汰にて、新たなる場所へと書き物を移す手立てが案内されておった。移す先としては「はてな」なる所か、「アメーバ」なる所のいずれかとの由。拙者、近...

昨日の寒さにて、どうやら風邪を引いたかもしれぬ。昨日は、夕刻より身に寒気を覚え、早々に床に就いたものの、今朝目覚めるや否や、連続してくしゃみを発し申した。しばしの後にはおさまったゆえ、寒暖の差によるアレルギーというものかとも思うたが、いずれ...

さて、この頃の話にて候。ある衣（きぬ）屋にて求めし装束を身にまとい、ふたたびその店へ足を運ぶとなると、まるで試着のまま店内をうろついておると誤解されるのでは、と心にわずかばかりの気おくれを感じており申した。されど、我が常とする装いは「ユニク...

拙者が用いておる、「ゆうえすびい記憶札」（USBメモリ）が一つ、どうにも見当たらぬ。置き所は、いつも決まっており申すが、いざ探してみれば、その場に影も形も見えぬ。考えられる場所は限られておるゆえ、そこかしこ、念入りに探しはしたが、やはり出で...

うろ覚えにて恐縮ながら、昔、何かの咄（はなし）で耳にしたことがある。曰く――「銭が細かく貯まること、惣菜を買い喰らうこと、すぐ腹を立てること、これら三つは、いわゆる物忘れの病（認知の衰え）の兆（きざ）しなるべし」と。なるほど、小銭が貯まると...