2024年12月4日

日記

読書記録 吾妻鏡ー鎌倉幕府「正史」の虚実 藪本勝治著 中公新書 2024年7月25日発行

頼朝挙兵、平家追討、奥州合戦、比企氏の乱、和田合戦、実朝暗殺、承久の乱、宝治合戦、という鎌倉時代の歴史を、幕府の正史である「吾妻鏡」を引いて解説しています。

サブタイトルに「虚実」と書いてあるように、「吾妻鏡」には事実でないことが書かれている。それは北条政権の支配を正当化する目的で意図的になされたとして、どこがどう改変されたのかを丹念に検証した本です。

面白いという書評に影響されて買いました。実際面白いのですが、学術研究なので歴史小説と違って読み終わるまでけっこう時間がかかりました。頑張って読み通したことでずいぶん勉強になりました。


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