車を手放して以来、足に頼る暮らしとなり、靴の底も擦り減るというもの。今の靴がだいぶヘタってきたので、馴染みの「ワークマン」に行き、新しい一足を求めてきた。
ふと頭をよぎったのは、夏目漱石の「門」に登場する宗助のことである。
宗助はどこぞの役所勤め。暮らしは質素である。靴には穴があき、雨の日は足元より水がしみこむ。
しかしながら、そのような生活であるのに、宗助の家には住み込みの下女がひとり仕えている。子どももなく、夫婦ふたりきりの狭い住まいで、いったいどれほどの家事があるものかと、現代の感覚では不思議に思われる。
時代の違いを感じさせる。
さて、本日は朝から雨が止むことなく降り続いていた。
