さて、昨日のことだが、一通の文が届きた――差出人は、常より用いている某カード会社。そこには次回の支払い額、なんと「ゼロ円」と記されておりた。
私、思わず首をひねる。何と申しても、月々支払う分は少なからずあるもの。たとえば、例の「アップル」なる屋敷より拝借している追加の書庫代、百五十円也。これ一つ取っても、「ゼロ円」とはなり得ぬ道理。
最初は「また迷惑メールであろうか」かと疑ったものの、文面をつぶさに点検いたせば、金額以外には不審な点なく、さてはこれは会社側の手違いか、と考え直した。
すぐにでも御明細を確認せんと思ったが、「ま、帰ってからでよかろう」と後回しにし、ひとまず出かけた。帰宅の後、サイトに入る前にふと気まぐれを起こし、「X」なる現代の瓦版を覗いてみれば、案の定、同じような通知を受け取った者が他にもおる様子。「これはもう、ミスに相違なかろう」と胸をなでおろした。
そして本日、件の会社より「昨日のメールは誤りであった」との謝罪のメールが届き、件は一件落着となった。
思うに、このような不始末、誰にでもあるもの。詫びメールの裏では、担当の者、上役より油を絞られているに違いなく、いささか気の毒にも思った次第。
さて本日より、暦の上では「穀雨」に入ったとのこと。昨日は国のあちこちで真夏日にもなった由なるが、我が住まいのあたりは、いまだ涼しく、春の名残をとどめている。
