2025年6月2日の日記 ミステリー

日記

拙者、近ごろはミステリーと申す、異国のドラマを観るのが楽しゅうてな。一定の料金で茶の間にて見ることができ申す。便利な世となったものよ。

さて、その不思議話の中で、よく目にする場面がござる。捕物に当たる与力や目明しの者どもが、連れ立って路地を歩きながら、あるいは茶店にて飯をつつきながら、あれこれと探索の相談をいたしておるのだ。これが実に、気にかかる。町の衆に筒抜けになるではないか。ましてや、賊の手の者が耳をそばだてておったらどうするつもりか。

無論、芝居事ゆえ、まわりの者は何も聞いちゃおらぬ、という按排なのであろうが――それにしても、なぜわざわざ人の集まるところで話すように仕立てるのか、拙者には解せぬ。例えば、人通りの絶えた裏道にて、気を配りながら密談するような場面のほうが、むしろ真に迫ると思うのだがな。

まことに、絵空事とはいえ、もう少し気の利いた細工ができぬものかのう、などと、茶を啜りながらつい苦言を呈してしまうのでござるよ。

本日は、からりと晴れ渡り、気温は二十三度まで上がり申した。まことに過ごしやすき一日であった。