2025年7月28日 魚肉ソーセージ

日記

このほど、魚肉ソーセージが世に人気を博しておるとのニュースに接し候。健康に資し、かつ手頃なる値にて求め得るゆえのこと。まこと、拙者もかねてよりこの魚肉ソーセージを好んでおり、日頃より愛食しておる者にて候。

思えば遠き昔、小学生のころのことでござる。遠足であったか何であったか、学校行事でバスに乗り、何か所かを巡ったことがあり申した。何処と何処に立ち寄ったか今となっては記憶もおぼろなれど、ただ一つ、ソーセージをこしらえる工場にて見学をいたしたことは、はっきりと覚えておる。もっとも、工場の有り様などについては、つゆ記憶になく、ただ、見学の土産として一人一本、魚肉ソーセージを手渡されしときのことのみ、鮮やかに覚えておるのでござる。

その後、拙者らは、次なる目的地へ向かうバスの中にて、早速にそのソーセージをほおばったのござるが、拙者は外皮たるビニールがなかなかに剥けず、誰ぞに噛み切ってもらったという滑稽な一幕も、また忘れ難き思い出にて候。はたして、あれが生まれて初めて口にした魚肉ソーセージであったかどうかは定かならぬものの、あの時「これほど美味なるものが世にあったか」と感じ入ったことだけは、確かに記憶に残っておる次第。

その後、ウインナーなるソーセージを初めて食した折には、どうにも脂の匂いが鼻につき、さほど好ましく思えなんだ。近ごろもまた、家人に「フランクフルトよりも魚肉ソーセージの方がよき」と申して、呆れ顔をされたばかりにて候。

無論、拙者、出されたるものは何でもありがたく頂戴いたす。不平不満を申すつもりは毛頭なく、「これも良いが、魚肉ソーセージ、さらによし」と申すに過ぎぬ。

本日もまた、日中は三十度を超えが続いてござる。かくも長きにわたり暑さの絶えぬこと、まことに驚き入るばかりにて候。


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