2025年7月30日の日記 ビブリア古書堂の事件手帖

日記

昨日から、「ビブリア古書堂の事件手帖」と申す書を読んでおりました。買い求めたのはだいぶ昔のことながら、昨夜ふと手に取り、再び頁を繰り始めた次第である。

筆を執ったのは三上延殿、刊行はKADOKAWA・メディアワークス文庫であった。もっとも、私が目を通したのは、長きシリーズのうち三冊のみ。すべてを読み切ったわけではない。

物語の舞台は鎌倉の地。そこにて古書店を営む若き女主人が登場し、その店にて働く若き男が店主に恋慕の情を抱いている。やがて、いくつかの事件が起こり、店主が持つ深き古書の知識にて、ひとつひとつ解き明かされていく――おおよそ、そのような筋立てであった。

されど、私は古書店という職に、ことさらに心を惹かれるものではなく、また書を耽読する女性に特別の想いを抱くこともなし。ゆえに、物語の背景や人物に共感を覚える類の読者とは申せぬ。にもかかわらず、話の運びには意外性があり、先の読めぬ趣向に満ちている。まことに良き小説と感じ入りた。

この書を手に取ったきっかけは、買い求めた当時「本屋大賞」の候補に挙がっておったことであったが、本屋大賞と申せば、私の脳裏にただちに浮かぶのは、百田尚樹殿の「海賊とよばれた男」であった。が、それについてはまたいずれ語る機会もあろうかと。

さて、連日申し上げるのも気が引け申すが、今日もまた暑き一日であった。昨日のニュースにては、水不足の懸念も伝えられており、いよいよ雨の到来が待たれるところである。