この先の天気予報を確認すると、今後十日間は大きな寒波が来ることはなさそうだ。このままいけば、この冬もどうにか三月へと逃げ込めそうな気配である。
例年、三月という月は、一度や二度はまとまった雪が降るのが常だ。とはいえ、あれほどの大雪に見舞われた今年の冬も、ようやく「峠は越えた」と言っていいだろう。重いスノーダンプを物置に仕舞う日も、そう遠くはなさそうだ。
春になれば、何よりも待ち遠しいのは日帰りの「小旅行」である。
実際に動けるようになるのは四月に入ってからだろうが、それもあと少しの辛抱だ。雪が解け、各地から花の便りが届く頃、どこへ足を向けようかと計画を練る。これこそが、隠居生活における大きな愉しみの一つなのである。
