道路に積もった雪は、除雪車が十分に雪を運び去らなかった場合、車のタイヤに踏み固められ、やがて厚く硬い氷の板へと変貌する。これは春を待てば自然に溶け去るものではあるが、気温がプラスの日が続けば、スコップなどを差し込み、路面から強引に剥がし取ることが可能だ。かなりの力仕事ではあるものの、アスファルトが顔を出す瞬間の手応えには独特の達成感がある。
私はこの作業を「雪切り」と呼んでいる。例年であれば、これは三月に入ってからの仕事だ。しかし、まだ二月の半ばだというのに、昨日、今日と気温が六度を超えた。私は、この暖かさに促されてスコップを突き刺してみた。
地熱がもっと伝わっていれば、氷の層とアスファルトの間が少し溶けて剥がれやすくなるのだが、やはり少し早すぎたようで剥がしにくかった。それでも、車が通りやすい程度には片付いた。今の段階ではこれくらいで十分だろう。
