iPhoneにウォレットアプリというものがあることは承知していたが、これまで使っていなかった。
Suicaをウオレットに登録すればスマホがSuicaになることは知っていたが、あえてその機能を使う必要性を感じていなかったのである。財布の中にカードが一枚余分に入っていても、重くなるわけでなし、厚みも一ミリに満たない。何より、スマホと違ってバッテリー切れを心配せずに済むという安心感があると思っていた。
近年、バスを利用する際に小銭を投じる姿は目に見えて減り、私もそうだが、乗客の多くがSuicaなどのICカードをタッチさせている。バスの中は暇なのでその光景をぼんやりと眺めていると、スマートフォン、あるいはスマートウォッチを端末にかざしている者がずい分増えたことに気がついた。その多くは若者である。
若者がそうしているのであれば、今後、この流れは加速するだろう。そう考えた私は、今日、ようやく重い腰を上げた。まずはGoogleで検索を重ね、仕組みと手順を理解した上で作業を開始した。画面の指示に従って進めていくと、Suicaのウオレットへの登録はあっけないほど簡単に完了した。
ただし、スマホへの移行と引き換えに、これまで長年使ってきたプラスチックのSuicaがその役目を終え、瞬時にただの板切れになってしまったことには、一抹の寂しさを覚えた。不思議な感覚である。
その後、Suicaアプリもインストールし、会員登録も滞りなく済ませた。さらに、エクスプレスカードに指定したので画面が黒いままでも反応してくれるとのことだ。準備は万端である。
明日はちょうどバスに乗る用事がある。実際にスマホのSuicaが正しく反応してくれるか試してみよう。併せて、スマホを介してのSuicaチャージも初めて挑戦してみるつもりだ。
今日の最高気温は3度、時々小雪が舞っていた。真冬なら暖かいと思う気温なのだが、このところ暖かさに慣れていたので、ことさらに寒く感じる一日だった。
