毎日の散歩によって消費されるエネルギーは、アップルウォッチの記録によれば、私の場合は二百キロカロリー程度である。この数字は、菓子パンをたった一個食べるだけで容易に帳消しになってしまう。それどころか、菓子パン一個の熱量は二百から五百キロカロリーにも及ぶというから、下手をすれば消費した分を上回り、体重増加を招くことさえあり得るのだ。
ウォーキングはそれなりに疲労を伴うし、相応の運動をしたという充実感も与えてくれる。しかし、こと「体重減少」という点においては、その効果は意外なほど限定的なのである。
もちろん、余計に食べなければ済む話ではある。だが、これだけ頑張って歩いているのだからオヤツくらいは良いのではないか――そんな風に自分へ「ご褒美」をあげたくなるのは、至極自然な心理というものだろう。
もっとも、ウォーキングの価値は、体重のみにあるわけではない。脚力を中心とした筋力の維持や、心肺機能の向上、さらには体幹を支える力の養成にも大きく寄与していると言われている。数字には表れにくい身体の基盤作りには、間違いなく役立っているはずだ。
とはいえ、今履いているズボンをそのまま履き続けられるかどうか、つまり減量を目的とするならば、歩くだけでは不十分なのだ。私の場合、体重を落とすべき段階に至れば、ウォーキングとは別に食事制限を始めることにしている。
幸いなことに、今年の春は食事制限までやる必要はなさそうだ。
今日はすっきりと晴れた一日だった。
