2025年4月27日 日曜日

日記

今朝がたのことにて候。
食の卓にて、箱形の文机――すなわち「ぱそこん」なるものを広げ、あれこれしていたところ、ふと脇見をいたした拍子に、腕が茶のみの器――それも「まぐかっぷ」なる大ぶりの湯呑に触れてしまい、熱き珈琲を盛大にこぼしてしまい申した。

慌てて文机や「すまほ」など、濡れては困る道具の救出に走り、続いて卓の上を拭き清めておったのだが、うっかりしておった。
ちょうどその下――珈琲の滴り落ちた真下に、我が持ち歩きの袋物――すなわち「ばっく」を置いていたことを、すっかり失念しておったのでござる。

気がついたときには、すでにずぶ濡れ。こちらの方が被害甚大にて候。

仕方なく、洗面の間に持ち出し、洗剤をかけて丸ごと洗い申した。
あとは乾くのを待つばかりにて候が……まったく、思わぬところに落とし穴があるものと、我が注意の甘さを反省いたした次第。

本日は朝より空曇り、夕刻よりしとしとと雨となり申した。
珈琲の禍といい、天よりの雨といい、水難の一日でござったかのう。


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