2025年7月14日 選挙

日記

近ごろ、参議院なるお役目を定めるための選挙が始まっており、昨日はその候補らが大きく声を張り上げる日曜日であった。

されど拙宅は、田舎町の郊外にて、ことのほか静かにて候。選挙カーとやらの一台すらも姿を見せず、街頭の声も届かずじまい。選挙区が広いので致し方なしとも思うが、それにしても、これほど音の無きこと、かつてあったかと、記憶の帳をめくってみても、どうにも覚えがござらぬ。

思うに、候補らも、声を届けるには人の多き所を狙うゆえ、このあたりは後回しにされておるのであろう。無理もなし。

もっとも、選挙カーが来ずとも、拙者には思うところの投票先がすでに決まっておるゆえ、何の支障もござらぬ。投票所も近きにありて、老いた足にも優しきこと、ありがたい限り。

さて、その投票先をどう定めるかという話となれば――勤めを辞して久しく、世の人々と触れ合う機も減り、かつてのように仲間うちから情報を得るということも難しゅうなった。

Xというもので候補本人の申すことも一応は読むが、拙者がより注目するのは、むしろその者を支持する人々の顔ぶれにござる。というのも、人は付き合う人をみれば人となりが概ね分かるものでござるによって。

X上において、かねてより、立派なことを言うと感心して密かにリスペクトしている御仁が、ある候補を支持しておると知った時には、心がぐっと傾くものでござる。かような判断も、また一つの縁かもしれぬ。

さて本日、空は晴れわたり、予報どおりに気温もぐんと上がり、数日止めていたエアコンを再び稼働させおり候。また、日暮れを迎えてなお熱の引かぬ様子なれば、今日の散歩は取りやめといたした。


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