このブログについて

私はかつといいます。雪深い地方に在住する後期高齢者の男性です。定年後に3年間延長で働かせてもらい、その後自営業になり、副業としてパート勤務をしていました。現在は無職なので、ひと様からは暇だろうと思われていますが、なかなかどうして無職は無職なりに忙しいものです。

ブログは、だいぶ前からやっています。最初はパソコンの勉強になると思って始めました。今はボケ防止目的に変わりました。

別ブログはもっぱら風景写真です。出先でカメラをパシャパシャやったものをブログにのせています。それはそれで続けるつもりですが、この度は、写真中心ではなく、日常のことなどを文章で表してみたいと思って新しいブログを始めました。写真を貼るだけだと楽なのでボケ防止にならないような気がしてきたからです。

このブログで何を書いていくかまだ固まっていません。たいした知識を持っているわけでもなし、特に何をしてきたわけでもありません。なので、日常的なことを書いていくことになると思います。

ブログタイトルの「一日ひとつ」は、一日ひとつ記事をあげるという意味ではありません。私のような立場の者はうっかりすると何もしないで日が暮れる可能性があります。小さなことでも今日はこういうことをしたと思いながら眠りにつく毎日でありたいという願望を表したタイトルです。

ずれたことを書くかもしれませんが、まあ年寄りというものはこういうものだとご勘弁ください。

唐突ですが漢文を一つ。

「年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず」

唐詩選(劉希夷)の「白頭を悲しむ翁に代わって」と題する詩の一節です。若い頃の華やかな日々と対比しながら老いることの悲しみをうたったものです。若い頃は実感のない詩でしたが、歳をとるにつれて本当にそうだよなあと思うようになりました。華やかな若い日はなかったのですが、人は老いるものだということの共感です。

もう一つ、日本古典「枕草子」から。

「ただ過ぎに過ぐるもの帆かけたる舟 人の齢 春 夏 秋 冬」

いつの間にか年を取ってしまいました。それに、季節の早いこと早いこと、ついこの間暑さにあえいでいたのに季節はもう冬なんてことはしょっちゅうです。清少納言は何歳のときにこうした感慨を持ったのでしょうか。けっこう若い時だったと思います。私は還暦を過ぎてからようやく月日の速さに気が付きました。今更ながらですが、一日一日を大事に過ごしたいと思っています。


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