日記 2025年4月27日 日曜日 今朝がたのことにて候。食の卓にて、箱形の文机――すなわち「ぱそこん」なるものを広げ、あれこれしていたところ、ふと脇見をいたした拍子に、腕が茶のみの器――それも「まぐかっぷ」なる大ぶりの湯呑に触れてしまい、熱き珈琲を盛大にこぼしてしまい申した... 2025.04.27 日記
日記 2025年4月26日 土曜日 ちょいとした外出の折にも、拙者はたいてい背に「りゅっく」とやらを負うて出かけることが常にて候。とはいえ、銭入れを出すたびに背からごそごそと探るのは、少々気が引け、見た目にもあまりよろしくない。されば、近頃は銭入れや「すまほ」を、小さき袋――... 2025.04.26 日記
日記 2025年4月25日 金曜日 本日、あまぷらなる映し絵場にて、「天使のくれた時間」と申す異国の芝居を観申した。舞台は、あの「にゅーよーく」とやら。金も地位も思うがままの、超(ちょう)というほどの成り上がり商人が、ある日ふと、まったく別の世に放り込まれる――そんな趣向にて... 2025.04.25 日記
日記 2025年4月24日 木曜日 かつての頃、我、手元の品々を断ち捨てる「断捨離」とやらに励みしことがござる。死して後、我が家にガラクタ山積なれば、片づける者に難儀をかけるやもしれぬ――かように思うたがゆえに候。されども、親の遺した品を一つひとつ見定め、選り分けてまわった折... 2025.04.24 日記
日記 2025年4月23日 水曜日 先日、ふと目にした宣伝に心をくすぐられ、「炭酸洗浄歯磨き」とやらを手に入れ申した。まだ使い始めて日も浅きところなれど、なかなか具合がよろしゅうござる。成分とやらを見れば、「重曹」と「クエン酸」なるものが含まれておる由。拙者の記憶によれば、こ... 2025.04.23 日記
日記 2025年4月22日 火曜日 近ごろ、近所の公園にて桜の花がほころび始めたを見て、さて、名のある桜の名所は如何ほどかと、足を延ばしてみ申した。行ってみれば、すでに満開を迎えたところもあれば、いまだ五分咲きほどのところもありて、場所ごとの趣き、なかなかに興味深きものでござ... 2025.04.22 日記
日記 2025年4月21日 月曜日 この頃、江戸の城下――いまは東京と申すらしきが――にて、土曜・日曜の二日ばかり、鉄道の一部を止め、羽田なる飛行場へ通ずる新たな道筋の工事をなしたとのことにて候。テレビなる見世物箱には「不便じゃ」「困った」とこぼす民の姿が映されておったが、拙... 2025.04.21 日記
日記 2025年4月20日 日曜日 穀雨 さて、昨日のことでござるが、一通の文が届き申した――差出人は、常より用いておる某カード会社。そこには次回の支払い額、なんと「ゼロ円」と記されており候。拙者、思わず首をひねる。何と申しても、月々支払う分は少なからずあるもの。たとえば、例の「ア... 2025.04.20 日記
日記 2025年4月19日 土曜日 このたび、少しばかり遠出をいたし、電車なる乗り物に揺られながら、桜を見に参り候。肝心の花は、いまだ咲き始めといったところにて、満開とは参らなんだが、空はよく晴れ、景色麗しき道をのんびりと歩けただけで、まこと心豊かなる一日でござった。行きも帰... 2025.04.19 日記