かつ

日記

2025年4月2日の日記 門

車を手放して以来、足に頼る暮らしとなり、歩く道すがら自然と靴の底も擦り減るというもの。されば本日、馴染みの「ワークマン」にて、新しき一足を求めてまいりました。このたびの靴のことにて、ふと頭をよぎりましたのは、夏目漱石の「門」に登場する宗助殿...
日記

2025年4月1日の日記 春

四月になり申したな。日々の暮らしに明確な境目があるわけでもござらぬのに、暦が改まるというのは不思議なもので、「さて新たな月か」と、つい気持ちもしゃんとするような気がいたしまする。思えば三月――あっという間に過ぎたような心地がいたしましたな。...
日記

2025年3月31日の日記 散歩

道の雪もようやく消え、足元も軽くなったゆえ、しばらく足が遠のいておった散歩を、また毎日の習いとして再び始められるとは、まこと嬉しきことでござるな。冬のあいだは、出かけるにも覚悟がいり申した。滑るやら、風が強いやら、雪かきの後の疲れやらで、「...
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変わり映えしない日々の日記 2025年4月

春の訪れを待ちわびつつ、今か今かと日々を過ごしておったが、いざ四月に入ってみれば、思いのほか寒さ残りて、暖かさに包まれる日はそう多くはござらなんだ。「この日こそは火を入れずに過ごせるか」と思う朝も何度かあり申したが、結局のところ、今月は一日...
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2025年3月30日の日記 それから

昨日は、夏目漱石の「それから」を読み申した。主人公・長井代助、三十路にして親掛りで生活の心配もなく、俗世を軽んじながら生きておった男。その代助が、友人の妻に対する秘めたる情を燃え上がらせ、ついには道を踏み外すのでござるよ。結末は、激した代助...
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2025年3月29日の日記 花粉症

本日、お医者様のもとへ足を運び、花粉に効く薬を頂戴して参りました。昔はな、医師殿も「薬を出しておきまする」と一言あるのみで、その薬がいかなる効き目を持ち、どのように扱うものか、詳らかにされることは稀でござった。されど、今の世は実に行き届いて...
日記

2025年3月28日の日記 雪かき

かつて、血圧が高きと医師に申されてからというもの、朝な朝な具合を測るのが習いとなっており申す。されど、この冬は雪の降り積もるたびに雪かきに追われ、つい忘れてしまうこともしばしばにて候。散歩もまた然り。冬のあいだは、寒さと足元の悪さに気が削が...
日記

2025年3月27日の日記 雷鳴

本日は、朝より曇天にて、昼過ぎにはついに雨となり申した。しかも、久方ぶりに勢いのある降りようにて、屋根を打つ音もなかなかに賑やかでござった。気温は十二度、春とはいえ、肌寒さの残る陽気にござる。午後に入ってからは、時折ごろごろと空が鳴りはじめ...
日記

2025年3月26日の日記 マウス

今朝は、マウスが不調にござった。つながったと思えばすぐに切れ、またつながってはすぐ途切れる。まことに落ち着かぬ様子で、使い物にならなんだ。これはさては、電池が寿命を迎えたかと思い、あらかじめ買い置いておいた単四なる電池に取り替えてみたところ...
日記

2025年3年25日の日記 日付

「きょう」と打ち込み申せば、これまでは自動にて「令和七年三月二十五日」などと日付に変じてくれておったものが、何ゆえか、突如としてその変換がなされなくなり申した。パソコンの調子か、はたまた拙者の不手際か、最初はすぐ直るものと思うたが、これがな...