かつ

日記

2024年11月9日の日記 温泉

私、幸いなることに、湯の湧き出でる土地に住まうておる。此方では、温泉浴場の値も三百円ほどと安うござり、週に一度は湯に浸かるが、長年の習い性となっている次第であった。湯に浸かれば疲れも取れ、身心ともに軽うなる。疲れたときこそ、湯に限る――斯様...
日記

2024年11月8日の日記 忘れられた日本人

私、このたび『忘れられた日本人』なる書を読ませていただきた。宮本常一という御仁の筆によるものにて、ワイド版岩波文庫にて手に取った。元より私、昔語りを致したい心持ちは常であるものの、若者らにはうるさく思われようかと気遣い、口を慎んでおる次第で...
日記

2024年11月7日の日記 迷惑メール

昨今、まことに厄介なことながら、「迷惑メール」がしきりに届き申す。とは申し条、常にというわけでもなく、波の如く、ある時はぴたりと止み、またある時は日々連なりて舞い込んで来る。書面のタイトルを一目見れば、大方それと見抜くことができ申すゆえ、即...
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2024年11月6日の日記 スポーツジム

私、元々は痩せたる体つきであった。されど、世に出て働くようになりし頃より、運動もせず、飯は多く食らい、酒もよく飲みたゆえ、次第に腹が出て行った。「こりゃいかんな」と思い至りしは、四十歳の頃であった。これを機に、身体を鍛えんと決意し、近所のス...
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2024年11月5日の日記 神も仏も大好きな日本人

このたび「神も仏も大好きな日本人」と申す書物を読了仕りた。島田裕巳どのの筆によるもので、ちくま新書より出でたる由。その題名に惹かれ、つい手に取った次第にて、なにぶん私も題のとおり、神仏ともにこよなく敬う者ゆえ、まことに興味深く拝読した。森の...
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2024年11月4日の日記 元禄御畳奉行の日記

先般、『元禄御畳奉行の日記――尾張藩士の見た浮世』なる書を読みた。神坂次郎殿の筆によるもので、中公新書より出でたる書である。少し前に、『幕末単身赴任下級武士の食日記』という、これまた風変わりにして興味深き書を読んだ折、「あれ、『元禄御畳奉行...
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2024年11月3日の日記 コンピュータ

若き折、我が勤め先に、コンピュータなるものが導入された。されど、社内にその道に通じた者もおらず、何事も業者へ任せきりという体たらくであった。私、一応その係を仰せつかりはしたが、なにぶんコードなるものを一行たりとも書けるわけではなく、内々の要...
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2024年11月2日の日記 古代出雲

このほど、水木しげる先生のご著作『古代出雲』を拝読した。角川文庫より、平成二十七年六月二十五日に初版発行と記されている。水木先生は、山陰のご出身と聞いたが、なるほど出雲の神話にはひとしおの思い入れがあらせられたのであろう。古事記を根に据えつ...
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2024年11月1日の日記 パスワード

あるネットにて、やたらと「汝のパスワード、古し」と申して来る。頻繁にパスワードを改めよと催促してくるものあるも、つい放っておいてしまう次第であった。そもそも、近頃は「二段階なる認証」なる仕組みが普及している。たとえば別のナンバーを別途送りつ...
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2024年10月31日の日記 貧乏大名やりくり物語

このたび、「貧乏大名やりくり物語――たった五千石! 名門・喜連川藩の奮闘」なる一書を手に取った。著者は山下昌也殿、講談社プラスアルファ文庫にて刊行されたものである。まこと、興味深きはその由緒であった。足利将軍家、すなわち室町幕府の栄華を今に...