かつ

日記

2024年12月4日の日記 吾妻鏡 ― 鎌倉幕府『正史』の虚実

このたび「吾妻鏡 ― 鎌倉幕府『正史』の虚実」という書を拝読仕りた。藪本勝治殿の著にて、中公新書より世に出されしものである。源頼朝公の挙兵にはじまり、平家追討、奥州合戦、さらには比企氏の乱、和田合戦、実朝公暗殺、承久の乱、宝治合戦に至るまで...
日記

2024年12月3日の日記 メモ

私は、もとより「成すべきことはすぐに成すべし」との心得にて、これまで心がけて行った。しかし、ある程度年を重ねしのちには、いかに些細に見ゆる事柄とて、あえて急がず後回しにすることも増えた。拙速にて失敗を重ねし経験より、まずは一度間を置き、冷静...
日記

2024年12月2日の日記 史実を歩く

このたび、「史実を歩く」という本を読んだ。吉村昭先生の筆になるもので、文春新書より平成十年の刊行であった。世に小説を書こうとする者、まずは資料に当たり、土地を踏み、人の話を聞くということは、いわば当然の務めだと思う。しかし、この吉村先生の探...
日記

2024年12月1日の日記 かたき討ち ― 復讐の作法

このたび、「かたき討ち ― 復讐の作法」という書を拝読した。氏家幹人殿の筆によるもので、中公新書より出ている。敵討ちにまつわる様々な実例、ならびに当時の見聞者による所見など、誠に興味深き内容であった。ひと口に「かたき討ち」といっても、実に様...
日記

2024年11月30日の日記 視力

若いころは、視力には自信がある方だった。しかし、三十の坂を越えたあたりより、どうも怪しくなった。そして、四十に入ったころには、免許の更新が気がかりになり、ついに眼鏡屋に足を運ぶこととなった次第。検査の際、店の者は「運転には問題ないでしょう」...
日記

2024年11月29日の日記 眼が赤くなる

私は、何年かに一度ばかり、ウサギでもないに眼が赤くなることがある。初めてそのようなことが起こったのは、もう何十年も前のことであった。ある朝、右の白目が真っ赤に染まっていた。こりゃ尋常ではないと、鏡をのぞいて肝を潰した。いわゆる充血とは様子が...
日記

2024年11月28日の日記 フロスト警部

書棚より、かつて読んだ「フロスト警部」を取り出した。作者はR・D・ウィングフィールド、訳は芹澤恵殿、出版元は東京創元社である。この物語、イギリスの警察を舞台とし、主人公のフロスト警部は、まことに型破り。いや、型など最初から持ち合わせておらぬ...
日記

2024年11月27日の日記 来訪者

「ピンポン」と鳴るも、いまや「朋あり遠方より来る」などという風雅なことは、まずない。近隣の顔見知りならいざ知らず、大方は商いか、あるいは宗教に関わるものである。このような折、私は一言「買う気はない」と言えば、大抵は立ち去る。ここ数年で言えば...
日記

2024年11月26日の日記 現代語訳 福翁自伝

『現代語訳 福翁自伝』を読た。齋藤孝殿による編訳、ちくま新書の一冊である。若いとき、ある御仁の家にて本棚を眺めていたところ、福澤諭吉の全集なるものが整然と並んでおるのを見て、「これほど大量の文を、ひとりの人間が生涯に書き上げたとは…」と、た...
日記

2024年11月25日の日記 高血圧

高血圧と言われしは、私が四十の頃であった。年に一度の健診の結果に、「高血圧 要治療」とあり、さすがに見過ごすわけにもいかず、近所の内科へ足を運びた。看護師殿にて血圧を測り、その後、医師の申すには「ああ、高いですね」「薬、出しておきますから」...