日記

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2025年4月25日 金曜日

本日、あまぷらなる映し絵場にて、「天使のくれた時間」と申す異国の芝居を観申した。舞台は、あの「にゅーよーく」とやら。金も地位も思うがままの、超(ちょう)というほどの成り上がり商人が、ある日ふと、まったく別の世に放り込まれる――そんな趣向にて...
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2025年4月24日 木曜日

かつての頃、我、手元の品々を断ち捨てる「断捨離」とやらに励みしことがござる。死して後、我が家にガラクタ山積なれば、片づける者に難儀をかけるやもしれぬ――かように思うたがゆえに候。されども、親の遺した品を一つひとつ見定め、選り分けてまわった折...
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2025年4月23日 水曜日

先日、ふと目にした宣伝に心をくすぐられ、「炭酸洗浄歯磨き」とやらを手に入れ申した。まだ使い始めて日も浅きところなれど、なかなか具合がよろしゅうござる。成分とやらを見れば、「重曹」と「クエン酸」なるものが含まれておる由。拙者の記憶によれば、こ...
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2025年4月22日 火曜日

近ごろ、近所の公園にて桜の花がほころび始めたを見て、さて、名のある桜の名所は如何ほどかと、足を延ばしてみ申した。行ってみれば、すでに満開を迎えたところもあれば、いまだ五分咲きほどのところもありて、場所ごとの趣き、なかなかに興味深きものでござ...
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2025年4月21日 月曜日

この頃、江戸の城下――いまは東京と申すらしきが――にて、土曜・日曜の二日ばかり、鉄道の一部を止め、羽田なる飛行場へ通ずる新たな道筋の工事をなしたとのことにて候。テレビなる見世物箱には「不便じゃ」「困った」とこぼす民の姿が映されておったが、拙...
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2025年4月20日 日曜日 穀雨

さて、昨日のことでござるが、一通の文が届き申した――差出人は、常より用いておる某カード会社。そこには次回の支払い額、なんと「ゼロ円」と記されており候。拙者、思わず首をひねる。何と申しても、月々支払う分は少なからずあるもの。たとえば、例の「ア...
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2025年4月19日 土曜日

このたび、少しばかり遠出をいたし、電車なる乗り物に揺られながら、桜を見に参り候。肝心の花は、いまだ咲き始めといったところにて、満開とは参らなんだが、空はよく晴れ、景色麗しき道をのんびりと歩けただけで、まこと心豊かなる一日でござった。行きも帰...
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2025年4月18日 金曜日

ちと所用ありて、久方ぶりに出かけることとなり、その折には、かの地に鎮座まします名のある神社へ、ひとつ参拝してみようかと思い立ち申した。場所を確かめるため、その神社の公式なる書付――いまの言葉で申せば「サイト」とやら――を訪ねてみたところ、住...
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2025年4月17日 木曜日

このところ、年に一度ばかり、「大人の休日倶楽部パス」なる切符を手にし、小さき旅に出るのが、拙者のささやかな楽しみとなり申した。五日間にわたり、新幹線にも乗り放題という、まこと贅沢な通行手形にて候。拙者の場合、毎日その日のうちに帰る「日帰りの...