日記

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2025年6月24日 火曜日

本日より、「まいなんばぁかぁど」が、「あいふぉん」なる小箱に納まるようになった由。つらつらと書き付けられた手順を網(ネット)の道にて調べ候えば、拙者にも何とか成し遂げられそうな気配。されど、あの薄く小さき一枚の札(カード)、懐に入れても邪魔...
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2025年6月23日 月曜日

先だって、NHKの『こころ旅』なる番組にて、女優の田中美佐子殿が、岩手県奥州市の人首町(ひとかべちょう)を訪ねられた巻、何とはなしに見入っておった。思えば遥か昔のこと――拙者が馬車ならぬ車を操って、水沢江刺の方面を巡っていた折、「人首」と書...
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2025年6月22日 日曜日

本日の昼餉は、「うばぁいーつ」なる仕組みにて、拙者所望の洋風の肉料理――すなわち「はんばぁぐ」とやらを詰めた弁当を、届けさせ申した。かような事、わが家では滅多にあるまじきことにて候えど、年寄りの身にはなかなか有り難きことでござる。些(いささ...
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2025年6月21日 土曜日 夏至

来る週には「大人の休日倶楽部」なるものにて、ひとり旅へと出立仕る予定にござるゆえ、きょうはその支度をいたした次第にて候。日帰りとは申せ、念のため大なる背負い袋(リュック)を押し入れより引っ張り出し申し候。昔より「大は小を兼ねる」と申すゆえな...
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2025年6月20日 金曜日

ちと刷り出したき文がありましてな、近くの店――「こんびに」と申す――まで、ひと足運び申した。印刷機械の前に立ち寄ると、何やら妙なる品が、支払いの読み取り機の上にちょこんと置かれておる。見れば、それは「すまほ」なる携帯の文箱。どうやら、直前に...
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2025年6月19日 木曜日

拙者がまだ若かりし折――と申しても、かれこれ五十年も昔のことでござるが――とある商家に奉公いたしておった。そなたらの言うところの「会社」というものにて候。その頃は、今でこそ当たり前のようにござる「冷房なる品」、これが御座候はざる時代でな。い...
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2025年6月18日 水曜日

拙者がまだ幼き折のこと。住まいは山間の寒村にて、いまだ世は今のように機械の世にあらず、馬こそが人々の足と荷運びの頼みであった。道を歩けば、田畑より戻る馬、あるいはこれから田畑へ向かう馬とすれ違い申す。無論、「トラック」なる鉄の駄馬もおったが...
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2025年6月17日 火曜日

かの菓子をご存じか。小麦粉を水で溶いた生地を鉄板に敷き、頃合いを見て餡(あん)を入れ、再び生地で蓋をして焼き上げるものよ。これが、同じ菓子でありながら、土地々々で呼び名が異なるという。拙者の住まうこの地では「おやき」と呼ぶ者が多く、次いで「...
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2025年6月16日 月曜日

近頃、詐欺なる不埒者の所業、巷にて跋扈しておるとの噂、あちこちにて耳に致す。中でも、御上の役人――つまりは同心や与力のふりをする輩が増えておるとのこと。明日は我が身、とは申すものの、拙者はもともと用心深き性分にて候。そもそも、若き折に一度大...